フォントの階層化は、お客様が使用するフォントの種類（標準、可変、CCJK など）をより適切に識別するために、膨大なフォントインベントリを分類する Monotype 独自の手法です。

Monotype Fonts のすべてのフォントは、次の階層を基に構造化されています。

このセクションでは、以下の方法を学びます。

フォントの階層の特定

フォントの階層タイプを特定するのは簡単です。

標準階層：星アイコンのないすべてのフォントは、標準階層に属します。

可変階層：標準階層に属さないすべてのフォントには、星アイコンが付いています。そして、「Var」が付いているフォントが可変階層に属します。星アイコンの上にマウスポインタを合わせると、その階層タイプとプロダクションフォント数を知ることができます。

CCJK 階層：すべての CCJK フォントには、星アイコンが付いています。星アイコンにマウスポインタを合わせると、そのフォントの階層タイプとプロダクションフォント数がわかります。

フォントの階層の使用

フォントを階層に分類しても、フォントの機能、属性、パフォーマンスは変わりません。そのため、フォントを使用する手順もすべて従来のままです。

例えば、可変フォントは、星アイコンが付与されても、可変フォントのままで、高い可変性や圧縮率、優れたパフォーマンス、ダイナミックテキスト効果などのすべての属性は変わりません。

そのため、フォントを使用するためのすべての手順（検索、ペアリング、マイライブラリへの追加、同期、お気に入りなど）は変わりません。

フォントをコレクションや階層で整理することで、次のようなメリットがあります。

ユーザー体験の向上
フォントインベントリへのナビゲーションの効率化
フォント検索および選択プロセスの改善
フォントタイプとその提案の識別がより簡単に
フォントカテゴリーの将来的な拡張を可能にする拡張性
フォントへのアクセス性の向上。特定の階層タイプに属するフォントにアクセスできるようになります。
カテゴリー（階層）により、フォントの使いやすさが向上。階層を特定することで、特定の階層タイプに属するフォントの検索がしやすくなり、使い勝手が向上します。
使用するプロダクションフォントのより正確な数の追跡および報告が可能に。フォントのプロダクションフォント数は階層に関連しています。そのため、フォントの階層化は、お客様が使用するプロダクションフォントの正確な数を報告するうえで役立ちます。

Monotype Fonts には、次のフォント階層があります。

標準階層には、星アイコンが付いていないフォントが含まれます。これらのフォントは、商業的に使用する場合、1 つのプロダクションフォントとしてカウントされます。

可変フォント階層には、可変フォントが含まれます。この階層のすべてのフォントには、「Var」と星アイコンが付いています。星アイコンにマウスポインタを合わせると、そのフォントの階層タイプとプロダクションフォント数がわかります。

CCJK フォント階層には、CCJK フォントが含まれます。星アイコンにマウスポインタを合わせると、そのフォントの階層タイプとプロダクションフォント数がわかります。

簡体字中国語、繁体字中国語、日本語、韓国語のキャラクターセットを使用するすべての CCJK フォントが、CCJK 階層に属します。

星アイコンが付いていないフォントはすべて、標準階層に属します。フォントに星アイコンが付いている場合、星アイコンにマウスポインタを合わせると、フォントの階層タイプがわかります。

ありません。フォントの識別をしやすくするため、各フォントは 1 つの階層にのみ関連付けられています。

可変タイプの CCJK フォントは可変階層に属します。CCJK に分類され、可変フォントでもある場合、可変の属性が CCJK 分類よりも優先されます。

CCJK が 1 つのプロダクションフォント相当に設定されている地域でも、可変属性は優勢なままです。そして、このフォントの数は、可変プロダクションフォントの値と同等になります。一方、そのような地域における非可変 CCJK フォントは、1 つのプロダクションフォントとしてカウントされます。

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