フォントリストとは?
フォントリストは、Monotype Fonts でライブラリを整理する際に利用できる、数多くのフォントグルーピングツールの 1 つです。フォントリストにフォントを追加すると、クリエイティブプロジェクトで一緒に作業をするチームやメンバーとフォントを共有できます。
フォルダー
フォルダーとサブフォルダーを使用して、複数レベルのネスト化された階層構造内にフォントリスト、Web プロジェクト、デジタル広告を整理しましょう。
注記:フォントを、フォルダーやサブフォルダーに直接追加することはできません。まずはフォントリスト、Web プロジェクト、またはデジタル広告の一部として含める必要があります。
フォントリストの作成
1. フォントリストを作成するには、最初にサイドバーの[Create new(新規作成)]ボタンをクリックします。
2. 次に、[Create new(新規作成)]ダイアログから[Font list(フォントリスト)]を選択します。
3. [Name(名前)]に名前を入力します。また、任意で[Description(説明)]にフォントリストの説明を入力します。
4. 最後に[Create(作成)]ボタンをクリックします。
新たなフォントリストがサイドバーに表示されます。新しいフォントリストをクリックしてメインビューで開き、フォントを追加してください。
フォントリストへのフォントの追加(および削除)
フォントの検索や管理の過程において、[Add to(追加)]ボタンが表示されている場所であれば、どこからでもフォントリストにフォントを追加できます。以下に例を示します。
閲覧セクションから
[Browse(閲覧)]セクションで新しいフォントを見つけたら、フォントの行にマウスポインタを合わせて[Add to(追加)]ボタンをクリックします。
すると「Add to...(追加)」ダイアログが表示されます。フォントの追加を行うフォントリストを選択します。
フォントとファミリーのページから
[Add to(追加)]ボタンは、すべてのフォントとファミリーのページにも表示されます。ボタンをクリックすると、選択したフォントとファミリーをフォントリストに追加することができます。
検索結果から
検索結果上でフォントの行にマウスポインタを合わせると、[Add to(追加)]ボタンが表示されます。
お気に入りから
ライブラリ内のお気に入りにアクセスしているときに、フォントリストにフォントを追加することもできます。この場合も、フォントの行にマウスポインタを合わせると、[Add to(追加)]ボタンが表示されます。
同期フォントリストから
すでに同期して作業に使用したフォントをフォントリストに追加すると、クリエイティブチーム間で簡単に共有や配布ができます。[Synced Fonts(同期フォント)]ビューでフォントの行にマウスポインタを合わせて、[Add to(追加)]ボタンをクリックします。
あるフォントリストから別のフォントリストへ
あるフォントリストから別のリストにフォントを追加できます。1 つのフォントリストをクリックし、フォントの行にマウスポインタを合わすと、[Add to(追加)]ボタンが表示されます。
フォントリストからフォントを削除
フォントの行にマウスポインタを合わせて、行の左端にあるバツ印のアイコンをクリックすると、フォントリストからフォントを削除できます。
フォントリストの共有、取り消し、アクセスレベルの設定
フォントリストをチームで共有することで、プロジェクトの視覚的な一貫性を確保でき、メンバー全員がプロジェクトで作業する際に適切なフォントにアクセスできるようになります。フォントリストを共有すると、チームメンバーは Monotype アプリを使用して、ワンクリックでフォントの同期や有効化をできるようになります。Monotype アプリを使ったフォントの同期とインストールについての詳細は、こちらをご覧ください。
フォントリストの共有とアクセス権の付与
フォントリストを作成するには、最初にサイドバーの[Create new(新規作成)]ボタンをクリックします。
メインビューでフォントリストが開いたら、[Share access(アクセスを共有)]ボタンをクリックして、共有ダイアログを表示します。
共有ダイアログで、フォントリスト共有を行うチームや個人の名前の横にある + ボタンをクリックして選択します。このダイアログ内の検索バーを使用して、特定のチームまたは個人を検索することもできます。
フォントリストにユーザーを追加したら、ユーザーの名前の横に表示されるアクセスレベルのドロップダウンメニューをクリックすることで、ユーザーのアクセスレベルを設定することもできます。これはデフォルトでは「View only(表示のみ)」に設定されていますが、次に示すレベルに変更できます。
「Is owner(オーナー)」
「Is owner(オーナー)」アクセス権を持つユーザーは、以下の操作を行うことができます。
共有されたフォントリストのフォントの同期、同期解除、ダウンロード
共有フォントリストへのフォントの追加
共有フォントリストから別のフォントリストへのフォントの追加
フォントリストの他ユーザーとの共有、「Can edit(編集可)」または「View only(表示のみ)」のアクセス権の付与
共有フォントリストからのフォントの削除
名前と説明を含む共有フォントリストの編集
共有フォントリストの複製
共有フォントリストの削除
類似フォントの検索
「Can edit(編集可)」
「Can edit(編集可)」アクセス権を持つユーザーは、以下の操作を行うことができます。
共有されたフォントリストのフォントの同期、同期解除、ダウンロード
共有フォントリストへのフォントの追加
共有フォントリストから別のフォントリストへのフォントの追加
フォントリストの他ユーザーとの共有、「Can edit(編集可)」または「View only(表示のみ)」のアクセス権の付与
共有フォントリストからのフォントの削除
共有フォントリストの複製
類似フォントの検索
「View only(表示のみ)」
「View only(表示のみ)」アクセス権を持つユーザーは、以下の操作を行うことができます。
共有されたフォントリストのフォントの同期、同期解除、ダウンロード
共有フォントリストから別のフォントリストへのフォントの追加
類似フォントの検索
また、[Notify shared users by email(共有ユーザーにメールで通知)]オプショントグルスイッチをオンにして、フォントリストを共有するユーザーにメール通知を送ることもできます。
[Share with entire company(全社で共有)]トグルスイッチをクリックすることで、フォントリストを会社全体で一括共有することもできます。
準備ができたら、[Update(更新)]ボタンをクリックして変更を有効にします。
フォントリストへのアクセス権の取り消し
共有フォントリストへのユーザーのアクセス権を取り消すには、共有ダイアログを開き、ユーザーやチームを検索して、ユーザーやチームの名前の横にあるチェックマークのアイコンにマウスポインタを合わせます。
チェックマークのアイコンが X 印の[ Remove Access(アクセスを削除)]ボタンに切り替わります。クリックすると、そのユーザーのアクセス権が取り消されます。
フォルダーとサブフォルダーの作成
フォントリスト、Web プロジェクト、デジタル広告を階層構造のネスト化されたフォルダー構造に整理することで、効率的なフォントライブラリを作成できます。ライブラリにフォルダーとサブフォルダーを作成する方法を見てみましょう。
注記:フォルダーとサブフォルダーには、フォントリスト、Web プロジェクト、デジタル広告のみを格納することができます。フォントをフォルダーに直接追加することはできません。
フォルダーの作成
フォルダーを作成するには、まず、左のサイドバーにある[Create new(新規作成)]ボタンをクリックします。
[Create new(新規作成)]ダイアログで、[Folder(フォルダー)]オプションをクリックします。
次に、[Name(名前)]にフォルダーの名前と、必要に応じて[Description(説明)]に説明を入力します。
入力後、[Create(作成)]ボタンをクリックして新しいフォルダーの作成を完了します。
新しいフォルダーが左のサイドバーに表示されます。名前をクリックすると、右のメインビューで開きます。
既存のフォルダー内でのサブフォルダーの作成
既存のフォルダー内にサブフォルダーを作成するには、最初に左のサイドバーでいずれかのフォルダーをクリックします。
次に、メインビューのフォルダー名が表示されている場所の下にある[Add folders, font lists...(フォルダー、フォントリストを追加)]ボタンをクリックします。
「Create new(新規作成)」ダイアログで、[Folder(フォルダー)]オプションをクリックします。
.次に、[Name(名前)]にサブフォルダーの名前と、必要に応じて[Description(説明)]に説明を入力します。
入力後、[Create(作成)]ボタンをクリックして新しいサブフォルダーの作成を完了します。
メインビューですでに開いている親フォルダー内の新しい[Folders(フォルダー)]ヘッダーの下にサブフォルダーが表示されます。
左のサイドバー内の親フォルダー名の横に展開アイコンが表示されます。このアイコンをクリックすることで、新しいフォルダー階層が展開表示されます。
注記:上記の手順に従えば、フォントリスト、Web プロジェクト、デジタル広告などをフォルダー内やサブフォルダー内から直接作成することができます。
フォルダーの移動
ルートレベルのフォルダーを別のフォルダーの中に移動したり、サブフォルダーをある親フォルダーから別の親フォルダーに移動したりして、ライブラリを整理することができます。
最初に左のサイドバー内のフォルダーをクリックし、右のメインビューで開きます。
フォルダー名の横にある縦の三点リーダー(⋮)アイコンをクリックし、アクションメニューを表示します。
アクションメニューから[Move(移動)]をクリックします。
「Move to folder...(フォルダーへ移動)」ダイアログで、現在のフォルダーの移動先のフォルダーを選択します。ダイアログ上部の検索バーを使って、特定のフォルダーを検索することもできます。
移動先フォルダーを選択後、[Done(完了)]ボタンをクリックして変更を有効にします。
注記:別のフォルダー内に移動されたフォルダーは、新しい親フォルダーの共有アクセスを継承します。
ヒント:サブフォルダーのアクションメニューには、親フォルダーを表示しているリストビューから直接アクセスすることもできます。
「Move to folder...(フォルダーへ移動)」ダイアログで[My Library(マイライブラリ)]を選択して、フォルダーをルートレベルに戻すこともできます。
フォルダー内でのフォントリストの移動
最初に、左のサイドバーでフォントリストをクリックします。
フォントリスト名の横にある縦の三点リーダー(⋮)アイコンをクリックし、アクションメニューを表示します。
アクションメニューから[Move(移動)]をクリックします。
「Move to folder...(フォルダーへ移動)」ダイアログで、フォントリストを追加するフォルダーを選択します。ダイアログ上部の検索バーを使って、特定のフォルダーを検索することもできます。
移動先フォルダーを選択後、[Done(完了)]ボタンをクリックして変更を有効にします。
注記:別のフォルダー内に移動されたフォルダーは、新しい親フォルダーの共有アクセスを継承します。
フォルダーの共有
フォントリストの共有と同様に、フォルダーもチームで共有することができ、共有フォルダーに含まれるすべてのフォントリスト、Web プロジェクト、デジタル広告へのアクセス権を付与できます。
フォルダーの共有とアクセス権の付与
左のサイドバーでフォルダー名をクリックします。
メインビューでフォルダーが開いたら、[Share access(アクセスを共有)]ボタンをクリックして、共有ダイアログを表示します。
共有ダイアログで、名前の横にある + ボタンをクリックし、フォルダーを共有したいチームや個人を選択します。ダイアログ上部の検索バーを使って、特定のチームや個人を検索することもできます。
フォルダーにユーザーを追加したら、ユーザーの名前の横に表示されるドロップダウンメニューをクリックすることで、ユーザーのアクセスレベルを設定することもできます。
また、[Notify shared users by email(共有ユーザーにメールで通知)]オプショントグルスイッチをオンにして、フォルダーを共有するユーザーにメール通知を送ることもできます。
[Share with entire company(全社で共有)]トグルスイッチをクリックすることで、フォルダーを会社全体で一括共有することもできます。
準備ができたら、[Update(更新)]ボタンをクリックして変更を有効にします。
フォルダーへのアクセス権の取り消し
共有フォルダーへのユーザーやチームのアクセス権を取り消すには、共有ダイアログを開き、ユーザーやチームを検索して、ユーザーやチームの名前の横にあるチェックマークのアイコンにマウスポインタを合わせます。
チェックマークのアイコンが X 印の[ Remove Access(アクセスを削除)]ボタンに切り替わります。クリックすると、アクセス権が取り消されます。
フォントリストとフォルダー:その他のオプション
フォントリストとフォルダーで行うことができるその他の操作をいくつか見ていきましょう。
フォントリスト/フォルダーの編集
フォントリストまたはフォルダーの[Name(名前)]や[Description(説明)]は編集可能です。フォントリストまたはフォルダーの名前の横にある縦の三点リーダー(⋮)アイコンをクリックし、アクションメニューから[Edit(編集)]を選択します。
フォントリスト/フォルダーの複製
既存のフォントリストまたはフォルダーは複製可能です。縦の三点リーダー(⋮)アイコンをクリックし、アクションメニューから[Duplicate(複製)]を選択します。
複製されたフォントリストまたはフォルダーは、元のリスト/フォルダーが入っていたフォルダー内に作成されます。ルートレベルにあるフォントリストやフォルダーの場合、複製されたものはサイドバーのルートレベルに出現します。
上記の操作は、以下の場合に実行可能です。
実行者が、フォントリストまたはフォルダーのオリジナルのオーナー/作成者である。
実行者が、フォントリストまたはフォルダーに対して「Is owner(オーナー)」または「Can edit(編集可)」のアクセス権を持っている。
フォントリスト/フォルダーの削除
フォントリストまたはフォルダーは削除も可能です。縦の三点リーダー(⋮)アイコンをクリックし、アクションメニューから[Delete(削除)]を選択します。
フォントリストまたはフォルダーを削除できるのは以下の場合のみです。
実行者が、フォントリストまたはフォルダーのオリジナルのオーナー/作成者である。
実行者が、フォントリストまたはフォルダーに対して「Is owner(オーナー)」のアクセス権を持っている。