デジタル広告とは?
新しい Web テクノロジの出現により、(10 年前に主流だった Flash に代わり)今や HTML5 が Web 広告の推奨フォーマットとなっています。HTML5 への移行により、ブランドやコンテンツの制作者は、デスクトップからモバイルなどに至るまで、あらゆるデジタルプラットフォームやデバイスでシームレスに表示され、見栄えの良い広告を作成できるようになりました。
HTML5 広告で Web フォントを使用すると、ブランドイメージに即した、反応が早く、ダイナミックなコンテンツとユーザー体験の構築、そして位置情報をはじめとした要素に基づいてパーソナライズされたメッセージングが可能となります。
ライブラリ内のデジタル広告
Web プロジェクトと同様、Monotype Fonts のデジタル広告は、フォントライブラリの整理や、HTML5 広告で使用する Web フォントの準備のためのグルーピングオプションです。Web プロジェクトと同じサブセット化機能とフォントホスティング機能を備えており、HTML5 デジタル広告をさまざまな広告ネットワークにデプロイした際に、そのインプレッションに基づき、フォントの使用状況の監視を行います。使用状況の監視とレポーティングについての詳細は、こちらをご覧ください。
ご注意ください:2021 年 8 月より前に作成されたデジタル広告リストは、提供終了予定の Web フォントサービスを使用していることにより、機能が制限される予定です。旧デジタル広告リストに関する支援についての記事をご覧ください。
デジタル広告の作成
1.デジタル広告を作成するには、最初にサイドバーの[Create new(新規作成)]ボタンをクリックします。
2.次に、「Create new(新規作成)」ダイアログから[Digital ad(デジタル広告)]を選択します。
3.次に、[Name(名前)]にデジタル広告の名前を入力します。
4.最後に[Create(作成)]ボタンをクリックします。
新たなデジタル広告がサイドバーに表示されます。クリックしてメインビューで開き、新しい Web プロジェクトへのフォントの追加を開始してください。
デジタル広告へのフォントの追加(および削除)
フォントの検索や管理の過程において、[Add to(追加)]ボタンが表示されている場所であれば、どこからでもデジタル広告にフォントを追加できます。フォントリストの場合と同様に、[Browse(閲覧)]セクション、検索結果、フォントとファミリーのページなど、どこからでも追加可能です。
例として、Helvetica Now ファミリーをデジタル広告に追加してみましょう。
1.最初に、Helvetica Now のファミリーページで[Add to(追加)]ボタンをクリックします。
2.「Add to(追加)」ダイアログが表示されます。フォントの追加を行うデジタル広告を選択します。今回は、前のセクションで説明した手順で作成した「Digital Ad 01」というサンプルデジタル広告を使用します。
3.[Done(完了)]ボタンをクリックして、ファミリーをデジタル広告に追加します。
4.ヘッダー内の[My Library(マイライブラリ)]タブをクリックして、ライブラリに移動します。
5.サイドバーであなたのデジタル広告をクリックすると、右のメインビューで開きます。
6.追加したフォントファミリー(今回の場合は Helvetica Now)は、次のように表示されます。
7.Web フォントパッケージを最適なサイズに保つため、デジタル広告には、フォントファミリーから選択された一部のスタイルのみが自動的に追加されます。展開アイコンをクリックするとすべてのウェイトとスタイルが表示されます。リスト内の各スタイルの横にある+アイコンをクリックすることで、必要なものを追加できます。
8. スタイルまたはファミリー全体を削除するには、フォントの行にマウスポインタを合わせて、X 印の削除アイコンをクリックします。
デジタル広告の共有、取り消し、アクセスレベルの設定
チームのメンバーとのデジタル広告の共有は、フォントリストの共有と同様に、簡単に行うことができます。
デジタル広告の共有とアクセス権の付与
1.最初に、左のサイドバーでデジタル広告をクリックして開きます。
2.メインビューでデジタル広告が開いたら、[Share access(アクセスを共有)]ボタンをクリックして、共有ダイアログを表示します。
3.共有ダイアログで、チームや個人の名前の横にある + ボタンをクリックし、デジタル広告共有を行うチームや個人を選択します。このダイアログ内の検索バーを使用して、特定のチームまたは個人を検索することもできます。
4.デジタル広告にユーザーを追加したら、ユーザーの名前の横に表示されるアクセスレベルのドロップダウンメニューをクリックすることで、ユーザーのアクセスレベルを設定することもできます。これはデフォルトでは「View only(表示のみ)」に設定されていますが、次に示すアクセスレベルに変更できます。
Is owner(オーナー)
「Is owner(オーナー)」アクセス権を持つユーザーは、以下の操作を行うことができます。
共有デジタル広告へのフォントの追加
「Can edit(編集可)」または「View only(表示のみ)」のアクセス権を付与することによるデジタル広告の他ユーザーとの共有
共有デジタル広告からのフォントの削除
名前と説明を含む共有デジタル広告の編集
共有デジタル広告の複製
共有デジタル広告の削除
Web フォントのサブセット化
Web フォントの埋め込みコードの生成
Web フォントセルフホスティングキットのダウンロード
Can edit(編集可)
「Can edit(編集可)」アクセス権を持つユーザーは、以下の操作を行うことができます。
共有デジタル広告へのフォントの追加
「Can edit(編集可)」または「View only(表示のみ)」のアクセス権を付与することによるデジタル広告の他ユーザーとの共有
共有デジタル広告からのフォントの削除
共有デジタル広告の複製
Web フォントのサブセット化
Web フォントの埋め込みコードの生成
Web フォントセルフホスティングキットのダウンロード
View only(表示のみ)
「View only(表示のみ)」のアクセスレベルのユーザーは、その名が示す通り、共有された Web プロジェクトの閲覧のみが可能です。ただし、ユーザーの役割向けに設定された特定の権限によっては、Web フォント埋め込みコードを生成したり、Web フォントセルフホスティングキットをダウンロードしたりすることができることもあります。
5.また、[Notify shared users by email(共有ユーザーにメールで通知)]トグルスイッチをオンにして、デジタル広告を共有するユーザーにメール通知を送ることもできます。
6.[Share with entire company(全社で共有)]トグルスイッチをクリックすることで、デジタル広告を会社全体で一括共有することもできます。
7.準備ができたら、[Update(更新)]ボタンをクリックして変更を有効にします。
デジタル広告へのアクセス権の取り消し
1.共有デジタル広告へのユーザーのアクセス権を取り消すには、共有ダイアログを開き、ユーザーやチームを検索して、ユーザーやチーム名前の横にあるチェックマークのアイコンにマウスポインタを合わせます。
2.チェックマークのアイコンが X 印の[ Remove Access(アクセスを削除)]ボタンに切り替わります。クリックすると、アクセス権が取り消されます。